2017/09/07

8月23日に受けた面接は見事に不採用をくらった。不採用という結果に拗ねているうちに9月になってしまった。

しかし私は拗ねている場合ではなかった。なぜなら食卓に100グラム58円の鶏むね肉ともやしが目立つようになってきたから。

拗ねに拗ねたまま私はもう一件面接の予定を入れた。結果は採用だった。家から5分の場所にあるクリーニング屋は面接の翌日、早速私に採用の連絡をくれたのだ。ありがたい。

夫も喜んで私をハグした。その日の晩、夫は食卓を私の好物でいっぱいにしてくれた。たまごサラダ、鮭とレタスのマリネ、雷こんにゃく…まぁ、とにかく素敵な食卓だった。娘たちも久々に同じ食卓についてくれた。

実はもう働き始めているのだが、しばらくしたらまた報告しようと思う。夫に足の裏にトクホンを貼ってもらった。今夜はきっとよく眠れる。

2017/08/23

バタバタと忙しくしているうちに、最終更新日から1ヶ月も経ってしまった。私はブログの更新が好きだ。誰かといつも誰かに私のことを知ってもらいたいと思っているから。私はブログの更新が嫌いだ。私のことなど誰にも理解できないし、感じることもできないからだ。

退職の日が近づいている。本当はしばらく無職を楽しみたかったが、私にはそんな金銭的余裕がなかった。よって今日は新しい職に就くべく面接を受けに行った。

面接のアポ取りをした際は最高に手応えを感じたのだが、実際に事務所へ招かれてみるとなんとも素っ気ない。寂しさを感じる面接だった。採用担当が面接の場に現れるまで25分も要し、その後、会話に繋げられることもない質問をやはり25分間され続けた。

帰路につくと同時に、どっと疲れが出た。雷が光り鳴る道を自転車で駆け抜けた。風は生暖かくじっとりとしている。紫色と群青色で描かれた雲の隙間から、雷が私を見つめている。あまりにこちらを見つめてくるので、よせやい、と言ってやった。しばらくすると雷は再びここではない何処か遠くへ旅立って行った。

帰宅すると、夫が夕食の支度をしていた。夕飯は何だね、と問えば、ハヤシライスです、と返ってきた。私は嬉しかった。ハヤシライスは私の大好物だからだ。夫の作ったハヤシライスは絶品なのだ。

今、私は寝室でこの記事を書いている。夫はすっかり眠り込んでいて、小さく寝息を立てている。眠っている夫に少しだけ近づいた。何も反応がない。ここまでがいつものパターンだ。しかし今日の私はさらにもう少し夫に近づいた。

これはあくまで仮説なのだが、私はまだ緊張しているのだと思う。真昼間に行われた面接の時からずっと緊張しているのだ。夫に近づいたことで少々こころにゆとりができたような気がした。

夫の頬と私の頬を近づけてみた。天井と床の狭間、寝室という空間を肺魚が泳ぎ回っている。私は魚が苦手なので早く眠りにつきたい、それではおやすみ。

2017/07/25

体がだるい、夏バテだろうか。横になっていてもしんどい。近頃体のだるさが深刻化しており、仕事にも支障がでている。おまけに体のだるさからメンタルの不安定さも増しており、生きているだけなのに自分に拍手を送りたくなる。

唐突だが、仕事を辞めることにした。近頃の職場の雰囲気から、嫌なものを感じ取れるからだ。沈みかかった船のような感覚だ。私の足元を、真っ赤な床の上を、たくさんの痩せこけたネズミが走っていくのが見える。

毎日幸せおんなのこ、輝く品目300円。甘く可愛い毎日に、魔法にかかるよ300円。

10分おきに流れる職場のオリジナルソング。しかし、魔法は0時に解ける。あんなにいい職場と思っていたのに、私の魔法は解けてしまった。幸せの魔法を自分にかけることはできないから、私はここを去るしかなくなった。

毎日幸せおんなのこ

輝く品目300円

甘く可愛い毎日に

魔法にかかるよ300円

でもね、魔法は0時に解けるから

二度とかかれぬあの日の魔法

さよなら、私は魔女になる

2017/07/14

私は大人になんてなりたくなかった。

子供の頃はよく未来の自分を想像したものだが、あの日みた夢とは遠く離れた人間になってしまった。夢の中の願いを遂げることができなかった。

そのことがずっと私を苦しめている。あの頃の自分に許しをこう姿は哀れだ。でも仕方がない。過去はやり直せない。

今日は精神科を受診する日だ。先生の背後にはいつもあの頃の私が立っている。今回も先生に向かって泣きながら謝罪をくりかえす自分がいるのだろう。

私は夢をみすぎた。これから先の分まで、子供のうちに夢をみてしまった。

もう私が夢をみることはないだろう。私は永遠に、昔みた夢の海を泳ぎ続ける。

私の悲しみはこれで終わり。

私の全てはあの日で終わり。

2017/07/12

ずっと行きたいと思っていた赤レンガ建物へ行った。土曜日なせいか少し混んでいた。

展示物はどれも興味深いものだった。しかし展示数は少なめだったので、映像資料も全部見た上でも30分くらいで済んでしまった。

展示室のすぐそばにカフェがあったので、カフェでカブトビールを2種類いただいた。私は酒に弱いので、グラスの中身の残量が半分になったところで夫のグラスとトレードした。

土産にと二人でカブトビールの2本セットを購入した。カブトビールは明治と大正で2種類あるからだ。

ビールを飲み終え、機銃掃射痕を見に建物の外へ出た。たしかに壁には大量の穴ボコがあった。

宿に帰ると、宿の主人が分厚いアルバムを持って訪ねてきた。今日、青い鳥がいたんですよ、写真に収めたんですが綺麗でしょう?言った。もしやと思い写真を見せてもらうと、昨日車窓から見たあの鳥だった。やはりあの青い鳥は私達の一歩先を羽ばたいているのだ。

部屋に戻り夫に青い鳥の話をした。世界はいつも何かを追いかけているんです。風は雲を追いかけて、あなたは青い鳥を追いかける。青い鳥だって幸福を追いかけているんです。と夫は言った。

なるほどと思いうなずくと夫は、僕だってあなたを追いかけているんですよ。と付け加えた。

夫は自分が私を追いかけていると思っている。しかしそれは違うのだ。本当は私が夫を追いかけている。本物の青い鳥は夫自身なのだ。夫が私を信じてくれるのなら、私の幸福はそこに存在する。私も誰かの青い鳥でありたいと強く思った。

2017/07/07

まとまった休みをいただいたので、旅行に行くことにした。旅行といっても県内なうえ、電車で30分くらいの場所なのだが。しかし今朝から夫はそわそわしている。私と旅行に行くのは初めてだからだろうか。電車で30分くらいの距離と言ったが、あえて泊まりで行くことにした。思い切って3泊4日にした。

駅にたどり着くと、人身事故で遅延が発生していた。しかしあまり待たされることなく電車に乗ることができた。

知多半田駅を出て最初にしたことは、お菓子とジュースと弁当を買うことだった。宿に着いたら即弁当を食べ始めた私を、夫はニコニコしながら見ていた。ちなみに私は鮭弁当を、夫は三ツ矢サイダーを飲食いしていた。

そこから先は場所が変わっただけで、いつもの生活とほとんど変わらない過ごし方をした。

私がブログの更新をしている今、夫は横ですやすや寝息を立てて眠っている。明日はどこに行くのかを一緒に考えようと思っていたのに。というわけで勝手にプランを立てさせてもらった。明日は半田赤レンガ建物を見に行くことにした。もうこれは決定だ。誰にも変えられない。

そういえば今日、私の眼の前にある車窓に青い鳥が現れたのだった。しかしすぐにいなくなってしまった。次、青い鳥と出会えるのはいつだろう。童話どおりなら自宅で再開が果たせる。でもそうでなかったら?

ここじゃない何処か。そこで出会える。私たちより一歩早く私達の道を羽ばたいているのだ。それならば追いかけよう。生まれゆく朝日の色をした鳥を求めて。

2017/06/27

私は先ほどから点滴を打たれている。めまいと吐き気がひどく、かかりつけ医に飛び込んだらこの有様だ。

まず、私の過去の体調から説明せねばならない。実のところ、めまいや吐き気はいつものことだ。しかしここ数日で異様に苦しむほどになってしまった。

点滴液の内容はソルデム、メイロン、プリンペランといったところだ。飲み薬も出た。ジフェニドール、アデホスドンペリドン

現在精神科で出されている薬が10種類、今回内科で出された薬が3種類。薬でお腹いっぱいになれそうだ。

話を戻すと、点滴が終わった私は帰路についた。しかし、いつもと体の調子が違う。調子がよすぎるのだ。突然立ち上がってもめまいがしないし、吐き気もしない。最高だ。

世界の歯車がかみ合った感覚がした。この喜びを誰かに伝えたかった。しかし平日真昼間に暇を持て余しているのは私くらいなものだった。なので、電話交換手に声をかけることにした。おい電話交換手ども。そう声をかけた瞬間、電話交換局である脳髄が爆発した。

私は千鳥足でただ気の向くままに散歩をしながら家に帰った。家で夫が待っている。この感動を彼に伝えよう。きっといつも通り微笑むばかりで終わるのだろうが、それでも彼に伝えたかった。今朝、夫はマドレーヌ用の型を洗っていた。今日のおやつはマドレーヌに違いない。早く家に帰ろう。